翆玄香

 衣替えの季節になり、街中は明るい色の服装の人が多くなっています。
 今月に入り今年二回目の置肥を与えました。蘭舎は湿気が高く、この置肥をナメクジが好んで食べるので困っています。良い防除法が思い浮かばず早朝に鉢の上を観察し捕殺しています。富貴蘭のミズゴケの中が居心地が良いようで鉢を開けると必ず潜んでいます。
 日本春蘭の新芽は早い株位は葉が展開し始めていますが、遅い株はまだ上がってきません。また、期待している鉢に限って新芽が思いのほか小さいものが上がってきてがっくりとする季節です。中国春蘭系はまだまだ出てきません。いつものことですが万字のバックの葉がどんどん枯れこんでくるのも性質とはいえいい気はしません。湿度温度の高くなる季節、殺菌剤の散布もしなければと思うばかりです。 

 翆玄香は故黒崎陽人氏の命名。
 平成15年頃だったか時期は失念しましたが、東京の黒崎さんを訪ねた折、譲っていただいた素心です。市中にはあまり出回っておりません。
 氏の話では、素心の花弁が緑濃く、庭に植えてあった椿の葉よりも濃いとのことでした。性質がやや弱く、氏の棚で素1本まで弱らせてしまったところ、この蘭は絶えさせるには惜しいとのことで、懸命に立て直したとのことでした。世に素心は多いですが花弁の濃いものは少ないと思います。黒崎氏から持ち帰ってから3回ほど咲きました。今年の春に咲いた花の写真をおみせします。普段からやや遅咲きの品種で4月の声を聞かないと咲き出してきませんが、今年は春先の冷え込みでそれよりも1ヶ月も遅く5月半ばに咲きました。もう咲かずに蕾のまま枯れると思っていましたが、不思議なものでゆっくりと軸が伸びて暑くなった日差しの中、咲き出してきました。時期が外れたせいか、当然その花弁もやや緑が褪せ花軸も緑のノリが薄いようでした。


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翆玄香

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