赤花

 今年の神楽姫の色はよく出ました。例年朱の強い緋色で咲いていましたが、今年は紅に近い色でした。どうしてこの色が出たのか、当地では昨年から今年にかけてやはり暖冬で、時に1月の下旬に強い寒さがあっただけですので、原因はわかりません。ただ例年よりも10日ほど遅く咲きました。この花は例年早咲きで2月下旬には咲いてきます。写真は咲きだした頃に写したので花弁がよれていますが、この後さらに色が乗りました。昔、この株を譲ってもらった仙台春蘭の会の鈴木会長の花の写真を見ましたが真紅に近い色でした。また、1昨年、株をお譲りした方も非常に濃く咲くのを見た記憶があると話しておられたのでこの花の本領はまだまだこんなものではないのでしょう。葉伸びが良く、姿が暴れやすいので丁寧に作ってやらねばなりませんが、できていません。わが棚でこの花が咲き出して10年余り。本芸が出るのはいつのことでしょうか。

IMG_5941_convert_20160321104354.jpg
神楽姫


 万寿は例年花を楽しませてくれます。好きな花なので3鉢も作っているのですが、夏の水やりの失敗で2鉢が傷んで、今年は中上木株に3花があがっただけ。花弁も細く色の乗りももう一つです。以前、神戸ラン展があった時にこの万寿でレッドリボン賞をいただきましたが、その時の色は数十鉢の並みいる赤花の顔色を無くさせたほど濃い朱紅色でした。実力のある蘭です。当時は株も充実し、冬の管理も良かったのでできたものだと思っています。

IMG_6005_convert_20160326183214.jpg
万寿

 東源は付き合いの長い蘭で、黒崎氏の棚でバック木から新子の出た2芽立を4万円で分けてもらったものです。格安でした。赤花ブームの絶頂期を迎えようとしていた時で、東源も裏東源やいろいろな名前で似たものが流通していました。黒崎氏はこの東原を愛し、その新葉が紺覆輪のボヤ状になることや花の色合いにワインレッドの個性があることを優れた特徴として語られていました。当時は、春蘭も毎年NHKの趣味の園芸で放送され、メジャーな園芸植物として扱われていました。黒崎氏の自慢の東源は確か4、5輪咲き。放送電波に乗り全国の愛蘭家に知られてゆきました。葉姿の美しい蘭で花との調和も良いので、丁寧に作ると日本春蘭の良さを堪能できる蘭です。私のは写真の通り落第です。

IMG_5996_convert_20160321104706.jpg
東源の株立

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Re: タイトルなし

ユンナンさん。私がかつて写真で見た神楽姫は真紅ともいえる驚くべき色でした。印刷の具合でこうなるのかとも思いましたが、今回のこともあり、この種は色が出るようです。

神楽姫の写真ありがとうございます。
花弁いっぱいに紅が溢れそうな色ですね!
万寿は僕も好きです。
プロフィール

ゴリョウ

Author:ゴリョウ
東洋蘭との日々の付き合いで感じたことを書いています。

メールはこちらまで

この中の画像をヤ0オクに転載することは固くお断りします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード