水かけ

  今年何回目かの石灰水を与えました。回数は多いほうではなく、もっと多くやれば葉が立ってくると思うのですが、そこまで行っていません。石灰水の目的はカルシウムの施肥ですが、同時にマグネシウムも入っているかと。培養土のペーハーも上がるのでリンカリ系の吸収も増えると思います。散斑系の蘭には柄に影響するかもしれません。私のところではお構いなしに全部同じことをしていますので、良くなるものもあれば悪くなるものも出てきます。
 新芽の美しい季節ですが、早く出てくるものと遅いものとが極端にあります。寒蘭系統は冬も外棚で作っていますので新芽は遅く、2年1作のペース。春蘭でも寒い地方の蘭ほど早く出てくるような感じがします。
  梅雨明けも近く、虎のあぶり出しも用意が必要です。安積猛虎、越後富士といったところは班出しも容易で普通の栽培でも結構虎が出てきます。

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安積猛虎


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越後富士


 今月号の園芸JAPANの春蘭は京都蘭センターと宇治のT氏の栽培場訪問でした。T氏は蘭友です。氏の住まいは信楽に近い山の中なので夏涼しく、蘭作がかかります。わが棚と比べても3~4度は低いので暑さ対策もいらない。なんともうらやましい作場なのです。
  書かれた文章を読んでいると水かけは鉢を洗うがごとくザアザアとやるとのこと。確か昔の蘭栽培の本には基本としてそようなやり方が良いと書かれていますので、記事のとおり踏襲されているのでしょう。また、多くの愛好家も同じような水やりをしているのだと思います。ザアザアとやると記事にもありましたが時間がかかり労力も相当なものです。
 私は数年前からそのような水やりでなくても蘭はできるのではないかと思うようになっています。水かけの効用は①水を与える。②鉢内の空気を入れ替える。③夏場は熱くなった鉢内を冷却する。④老廃物を洗い流す。ですが、特に③は夏場根が傷むのを防ぐのに必要です。しかし、マイナス面として鉢内の肥料分の流出があります。液肥派の栽培者は別として、私は置き肥派なのでそんなにザアザアやると鉢内の肥料分がほとんど流出してしまい置き肥の効果が期待できないのではないか。それどころか、なんと非効率なことでしょうか。②の根に空気の供給にしても、最近は以前に比べかなり細かい土で植えることが主流になってきており、これからすると蘭は思うほど空気が必要だとは言えなくなっているのではないか・・・。以上のような理由から夏場をのぞいてザアザアは2、3回に1度ぐらいにしています。皆さんはいかがでしょうか。





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