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盛夏

(遮熱クールホワイト寒冷紗の下)
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(そして畜舎用断熱波板下でこの温度:午後0時)

  当地では昼間の最高温度が38度になりました。まさに風呂に入っているようなもの。梅雨が明けると、普通は日が強くなるはずですが、今年は台風の影響もありぐずぐずとしていました。しかし、ここにきて一気に真夏が開花。暑くなると心配していた立枯れの蘭が一鉢出てしまいました。梅雨が明けてから乾き気味に作っていたはずだったのですが、株自体に菌を持っていたのかもしれません。病気の部分を外して植え替えです。


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 さて、恒例の虎出しの季節。段ボールを切り出して鉢掛けカバーを作りました。
 虎は柄物蘭栽培の花なので本当はたくさん持ちたいのですが、当地のように冬暖かく新芽の出が早い土地は、柄出しが難しく持てる品種も限られてきます。
 写真は虎だし中の麒麟冠。


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 この品種が好きで小さな二芽から増やしています。覆輪と虎の二芸品です。無名物も含めて、柄物の二芸品はいくつもありますが、どちらかの芸が甘いものが多い中で、この麒麟冠の芸は双方美しく優れています。手に入れた頃は5センチほどの小さな一芽が30万円ぐらいでした。今でも虎覆輪で並ぶ品種がないぐらいですから、それぐらいの値打ちがあると思っています。
 今年の鉢は5枚葉と6枚葉が多いです。柄物の場合品種にもよりますが、7枚も葉が出ると伸びすぎて春蘭の良さが出ません。柄物の真骨頂は締まった葉に浮かぶ鮮明な柄模様にあるのですから、あまりに大きな子は手を焼くことになります。花物のように7枚もふったと喜んでいるのは素人だと思います。
 今年、実は一鉢だけ7枚葉が出た鉢があります。この鉢は、昨年奴に出た片方の新木が芽休みした関係で木の力がもう片方の芽に集中したためです。伸びを止めようと水を辛くしているものの、勢いは止まりません。
 
プロフィール

ゴリョウ(御陵)と言います。

Author:ゴリョウ(御陵)と言います。
東洋蘭との日々の付き合いで感じたことを書いています。


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