台風一過

9月,10月と台風がやってきました。当家のような自作のオンボロ蘭舎は風を受けるとひとたまりもありません。以前,屋根だけが飛んだことも。
 今回も気象台の発表に右往左往。針金で止めたりはずしたりで家人には大変手間を取らせてしまいました。とにかく被害がなくてなにより。

台風のあと、金木犀が咲いてきました。例年より3週間も遅い開花。今年の秋はやはり暖かかったのでしょう。夏から秋がわかりにくい状況でした。
 久しぶりに寒蘭の棚を覗くと花芽がダニに食われて10本ほど無残な姿を見せています。数年前からハナモグリバエもやってくるようになりました。昔はこんなことはなかったのに。昔と同じようにしていてはダメだということでしょう。殺虫剤の散布は好きではありませんが考えなくてはなりません。

 私が蘭栽培をはじめてから40数年。始めた頃は、こんなに気候変動のことを考えて蘭栽培をするなんて考えられませんでした。特に最近は高温になる夏場のため,培養土も改めて考えるようになりました。ここ数年、新子のスっぽ抜けや根際の炭そ病が多くなってきていますので、代わる土探しをまた始めなければならなくなりました。薬剤の利かない耐性菌のせいもあるでしょうが,一番はやはり,高温の影響ではないかと思っています。
 特に焼赤玉をどうするのか。もし焼赤玉が遠赤外線を放出しているのだとすれば,夏場の鉢内は熱の取れない根に悪い状態ということになります。今のままでもずっとこの焼赤玉で安定した作ができてはいるのですが,焼赤玉の混合土は,高温になっているのではとも考えます。

 今日はそのスッポ抜けした寒蘭の植え替え。鉢を開けてみたら根は大丈夫。スッポ抜けしたところを元から切り落とし,株自体の塩素消毒と傷口に融合剤を塗りました。

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