答えになっていませんが。

先のブログにメール頂いたユンナンさんの質問に考えさせられました。

 科学技術の進歩は人類に幸福をもたらすはずですが,蘭界はどうでしょうか。
 時代が進み,交配できる技術が進歩しても,それが蘭会を豊かにしているのでしょうか。ユンナンさんの交配種の存在についての質問の応えに窮してしまいます。現実を見れば混乱しているようにしか見えません。
 人類が生み出したせっかくの科学技術の進歩も経済優先で倫理感が欠如した結果,公害が発生したくさんの苦悩をもたらしました。蘭界も同じようです。交配種が生まれてくることは否定しませんが,蘭界も交配種の価値をどこかに位置づけしないといけないのでしょう。交配種の出現時にこの位置づけの問題を置き去りにした、というか迷走したため蘭界の体系が崩れてしまいました。現在,全国日本春蘭連合会は交配種も自然変異種と同じように登録させています。


IMG_3321_2.jpg
今年の舞妓(花軸は伸びましたが色が薄いです)

 さて,女雛はが真っ赤に咲いたのを知らないとのお話です。
 最近色の出ない花が多い最大の原因は,まず,当地では冬の寒さ。そして,春先の天候の不順で極端な寒暖の変化があることでしょう。山では真っ赤だったという話は山の寒さもあると思います。寒さといっても極端な寒さでなくて冬らしい零度付近の寒さがずっと維持しているという意味です。昔に比べ冬季の温度変動が激しく,安定して保存する方法を考えることが必要です。
 ブームの頃,万寿や紅明は名人達の手で大会に展示されその素晴らしさが知れましたが,一方で品種の持つ可能性が十分発表されないうちにブームが去った品種もあります。東の光,柿右衛門,清姫,紅寿白,司御前,朱鷺などなど数え上げれば切がありません。私自身まだ栽培したことがなく,これから作ってみたい花もたくさんあります。赤花は名品といえども花色が変化します。発色が極端なもの、比較的安定的なもの等様々ですが,ほれ込んで挑戦し甲斐のあるものを探すのも楽しいものです。
 下段は山採りの赤花なのですが,10年に一度ぐらい色濃く咲きます。写真上が昨年。下が今年です。変化し易いですが赤く咲かせるのに奮闘して(楽しんで)います。 

014_20110329203511.jpg(昨年)
IMG_3204.jpg(今年)
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