失敗と成功

 息子の話によると,最近このブログを見ていただいている方に常連さんが多くなってきているらしい。お気に入りに入れていただいている方もおられるかもしれない。ブログの内容でご自分の蘭と比較して気が付かれたことがありましたらお教えください。

 今春の中国春蘭の祥字は失敗。弁先の中央が黒く焼けてしまいました。この品種に限らず温度に敏感な中国春蘭系の品種は前年の秋が暖かいと蕾が動き出し苞から弁先がちょこっと見えて冬に入ります。そうすると水遣りなどで弁先に水がかかり,傷口から菌が入って痛んできます。早春の水遣りでも同じことが起こります。このタイプの蘭の蕾が動き出したら上から水をかけてはいけません。冬の寒い地方の方は春と共に一気に咲き上がるので,このようなことは無いように思います。そして乾燥してくると傷が大きくなってしまいます。今年の蘭迷さんが展示会に出品された花は良く咲いていました。この花の来歴に蘭迷さんが興味を持たれていまして,日中の愛好家で解明の動きがあるようです。来歴といえは私や蘭友の前は東京のH氏で1970年頃には入手されていたように思います。昭和の終わり頃は商人に聞いても知らないし, 探しても全く見かけなくなっていました。

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今年の祥字

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今年の祥字


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傷の入った今年の祥字


 大虹は昨年と比べて雲泥の差。写真では表現できないほど朱色に赤みがかかりました。こちらは成功というか,開花時の条件が良かったようです。デジカメではその色が出ません。生花をパソコンの横に持ってきて色比べをしましたが,画面に花の赤さを出せません。カメラが良くないのか,修正方法を知らない私のせいか,これで花弁の先がもう少し丸みが出ると最高作ですね。大虹は細かい縞地が出るよりスパッと太い縞が流れるほうが濃い色になります。弁元の紅ぼかしから続くこの朱と緑のコントラストの妙。力強く荒々しいの葉に内弁の抱えよく中輪の緊張感ある花が神秘的な表情をいや増しながら咲き誇り,日本春蘭の変化の妙を如何なく表現します。いずれにしても名品が本領を発揮するとやはり素晴らしい。


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黒崎大虹
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